連載コラム Vol.287
有機栽培への移行について
2016年8月12日号
Written by 立花 峰夫
前回のコラムでは、栽培責任者デイヴィッド・ゲイツの言葉で、リッジの有機栽培への取組みを伝えた。有機への転換は、モンテベロ、ソノマの自社畑の両方で進められているのだが、2015年の時点ですでに、リッジはソノマ郡で最も広い面積で有機栽培を実践する栽培者になっている。
2015年時点での数字だが、有機栽培認証を得ているリッジの自社畑は195エーカー。これは、同郡で有機栽培を行うどの栽培家と比較しても、2倍以上の数字なのである。
リッジにおける有機栽培認証畑の内訳は、下記の通りである。
◆リットン・スプリングス 西部 95.3エーカー(ドライ・クリーク・ヴァレー)
◆リットン・スプリングス 東部 41.2エーカー(ドライ・クリーク・ヴァレー)
◆ガイザーヴィル ウィットン農園 23.9エーカー(アレキサンダー・ヴァレー)
◆ガイザーヴィル フレッドソン農園 14.6エーカー(アレキサンダー・ヴァレー)
◆イースト・ベンチ 19.7エーカー(ドライ・クリーク・ヴァレー)
一方、リッジに次ぐ、ソノマ郡の有機栽培実践者5名の栽培面積は以下のようになる。リッジにおける訳200エーカーという数字がいかに大きいかがわかる。
◆ベンジガー 95エーカー
◆キヴィラ 88エーカー
◆ホール 83エーカー
◆プレストン 70エーカー
◆メドロック・エイムズ 55エーカー