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連載コラム Vol.170
リッジの畑が3Dアニメーションで!!
  Written by 立花 峰夫  
 
 リッジ・ヴィンヤーズの本国版ウェブサイトに、このたび3Dでグリグリと動いて詳細を表示してくれるページ、「インタラクティヴ・ヴィンヤード・マップ Interactive Vineyard Map 」が公開された。以下のページからぜひご覧いただきたい。迫力満点の上に、モンテベロやリットン・スプリングスの地形がどうなっているか、「立体的把握」ができる。

リッジ・ヴィンヤーズの本国版ウェブサイトへ

 3Dアニメーションは、まずカリフォルニア州を真上から捉えた地図から始まり、モンテベロ、リットン・スプリングス、ガイザーヴィルと順に紹介されていく。始まりは平面、つまりは2Dだが、アニメーションが始まるや否や「鳥の視点」で畑を眺めることができる。

 それぞれの畑の拡大図が表示されたところで画面下の一時停止ボタンを押してみよう。画面右上には区画名とその由来・歴史が書かれている。ブドウが植わっているブロックは色分けされていて、上にカーソルを持っていくと、品種名、台木名、面積、植樹年の情報がフキダシで表示される。右下のLegend という欄は、地図の色分けの判例である。画面左下には、「Varietal Map (品種名地図)」「Soil Map(土壌地図)」「Vine Age (樹齢)」というボタンが並んであり、ここを押すと地図の色分けと右下の凡例が切り替わる仕組みだ。

 ソノマの畑も面白いが、圧巻はやはりモンテベロの畑のアニメーションである。「リッジ Ridge 」とは「山の尾根」を意味する言葉。モンテベロの畑が、まさに尾根の上に位置していることが、3Dアニメーションを見るとよくわかる。

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 立花 峰夫
 フリーのワインライター/翻訳者。
 2003年ヴィンテージには、リッジ・ヴィンヤーズの研修生
  として醸造を経験。