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連載コラム Vol.113
ドン・リーセンを悼む その1
  Written by 立花 峰夫  
 
 リッジ・ヴィンヤーズで1977年以来働き、2001年以降は社長(president)を務めてきたドン・リーセン氏が、つい先日逝去した。ポール・ドレーパーの片腕として長年活躍し、カリフォルニア/世界中のワイン業界人から愛された人物だっただけに、関係者の悲しみは深い。Wine Spectator、Decanter誌などのニュースでもリーセン氏の訃報は伝えられているが、以下はリッジの英語版オフィシャル・ウェブサイトに掲載されている文章である。

 次回は、ドン・リーセン氏と親交が深かった黒川信治氏の追悼文を掲載する。

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ドン・リーセン(1948-2009)

 ドン・リーセンは、愛情に満ちた夫、献身的な息子、兄、伯父であり、リッジ・ヴィンヤーズの社長であった。1月26日月曜日の朝、彼は逝去した。
 ドンのユーモアの才能と、長続きする人間関係を築く能力は、知り合った人間全員に感銘を与えていた。ワイン業界の内外を問わず、世界中で数百名にも上る人々がドンを愛していた。
 我々はみな、彼の死を悼んでいる。ドンがいてくれたことで、世界はより良いものになったのだ。
 彼の人生を祝福する追悼の集いが、この先催される予定である。
 もし、ドンに関しての意見やエピソードを伝えてくれるなら、次のアドレスにメールを送っていただきたい(condolences@ridgewine.com )。

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 立花 峰夫
 フリーのワインライター/翻訳者。
 2003年ヴィンテージには、リッジ・ヴィンヤーズの研修生
  として醸造を経験。